こんなの。
以前製作したコーヒー缶ミュートの上位バージョン。見かけはナニだが(大腸菌?)性能はさらにアップ。息抜け、低音域の安定性が大幅に向上。軽くてアタックが明確なのはもちろん。消音性能もほぼ文句のない範囲に収まっている。
前回の試作のあとでいろいろ試してみた結果わかったのは、ミュートの吹奏感や音色は、缶の内部に突き刺さった部分のストローの太さや長さより、缶から突き出た部分の長さや太さによって大きく左右されるということである。そこで、外側に突き出た部分を長くしてみたり太くしてみたりと、いろいろやってみた。吹奏感(息の抜け具合)をよくするには、チューブを太くすればよい。その分音量が大きくなるだろうが、それはチューブを長くすることである程度押さえることができるのではないか。長さが相当程度長くなったとしても、やわらかい樹脂製のチューブならば丸めることができる。材質がやわらかければ消音効果にもプラスに働く可能性がある。そんなわけで作ってみたのが、今回のバージョン3。ちなみにバージョン2は缶底に曲がるストローを40センチほど突き刺した形。これは絵的には非常におもしろいのだが、なにしろ取り扱いが難しい。それに比べれば今回のものは取り扱いがずっと楽。性能的には、ベストブラスは遙かに超えたと自負している。
それでは今回もレシピを。
■材料
(1) DyDo 缶コーヒー「D-1」ブラック 340g の空き缶。やっぱり缶はこれがいいらしい。
(2) シリコンチューブ。外径8mm、内径6mm のもの。ビニールチューブでもいいかもしれない。そのほうがシリコンよりもずっと安いし、心おきなくぶった切ることができる。
(3) スポンジゴム製の取っ手カバー(?)。自転車とかベビーカーのハンドルに取り付けるようなヤツ。内径29mmのもの。
(4) ブッシュゴム。内径9mm。
その他、ビニールテープ、接着剤、工具類。
■工程
(1) 空き缶の缶底にハンドドリルで穴を開ける。今回は音抜け重視ということで少し大きめの穴を。8mmのドリル刃を使い、その後リーマーで12mmくらいまで広げる。
(2) 穴にブッシュゴムを押し込む。必要に応じて接着剤で固定する。
(3) シリコンチューブを25cmくらいに切って、片方の端にビニールテープを巻く(ブッシュゴムとのすきまを埋めるため。2周半くらいがちょうどよかった)。それを缶底のブッシュゴムに差し込む。なお、チューブの長さは試行錯誤の末25cmに落ち着いたが、これで吹奏感と消音性能と音色が大きく変わるため、興味がある方はいろいろ試してみてほしい。
(4) スポンジゴムカバーを適当な長さに切り、缶のスクリュー部分にはめ込む。なおスポンジゴムカバーは角の部分が面取りしてあるが、むしろ角が立っていた方がミュートをベルに固定しやすいので、端の部分は切り捨てた方がよい。
以上で完成。これでも重量31グラム。どうぞお試しあれ。(ご希望とあれば有償にて製作いたします(^^;)